乾緑郎 『機巧のイヴ』

機巧のイヴ


あの婀娜な身体が、秘術を尽した機巧だとでも!? ドンデン連発の格ミステリー! 十三層の巨大楼閣に君臨するという噂の遊女・伊武。千年の秘術を求めて彼女を追う幕府配下の機巧師・釘宮久蔵。遷宮と幕府転覆計画の帰趨を見定めつつ、目も綾な衣裳の下匂い立つ肌の奥で回転を続ける、精緻な歯車の心臓部へと探索は進んでゆく――。連載当初から話題をさらった、エロスの薫る長篇時代ミステリー小説! 

 乾緑郎 『機巧のイヴ』読了。

うーーーんおもしろかった!!すごい勢いで一気読みした。
伊武かわいいよ伊武(*⁰▿⁰*)

わたしはもともと「果たして人形(ロボット)に魂(心)は宿るのか?」的な、
人形やロボットをめぐる葛藤や苦しみを描いた作品がめちゃくちゃ好きなんだけど、
これは機巧人形に関わる人々の心理描写がすごく丁寧で、誰の気持ちにも
ウンウンわかるよーってなるので、その報われなさがとても胸に迫る。

幕府の陰謀と天帝の謎が徐々に明かされていく過程もスピード感あってよかったし、
甚内と窺見ちゃんのアクションシーンも胸熱!

「魂とはどこからやってくるのか」という、全篇を通したテーマについて、
最後の最後で甚内が導き出した答えがグッときました。
甚内さん、仕事デキるし冷酷な必殺仕事人かと思えば情に厚いとこもあって、
一途だしいい男なのに報われないねえ・・・・(ノД`)

伊武と鯨さんのスピンオフ続編みたいなのが読んでみたいなぁ。
伊武かわいいよ伊武!!!

幕府やら楼閣やら隠密やらいう用語が飛び交うので一見江戸時代モノかと思うけど
実際はパラレル江戸というか時代SFっぽいかんじ。
その点『金色機械』とちょっと設定が似ているところがあって、
アクションありミステリありなとこも『金色機械』の雰囲気と近いので
『金色機械』が面白かった、って人にとてもオススメ(゚▽゚*)

伊武かわいいよ伊武(大事なことなので3回言いました)


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