スペイン奇跡の恐竜たち in 大阪市立自然史博物館



3月21日、大阪市立自然史博物館の「スペイン 奇跡の恐竜たち」行ってきました。
 小田隆さんのホネトークを聞いてから、恐竜見たくてしょうがなかったんじゃ!
※ブロガー無料招待していただきました!ありがとうございます(*´∀`*)


大阪市立自然史博物館:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/index.html
スペイン 奇跡の恐竜たち:http://spain-dino.jp/index.html






スペイン中部のカスティーリャ=ラ・マンチャ州には白亜紀の地層があって、
その中でも白亜紀前期の“ラス・オヤス”と白亜紀後期の“ロ・ウエコ”が
二大恐竜化石発掘地として有名なんだそう。

今回の特別展ではラス・オヤスからほぼ全身が発見された、全長約6mの獣脚類、
コンカベナトール・コルコヴァトゥスの全身化石が公開されてます。

学名のコンカベナトール・コルコヴァトゥス(Concavenator corcovatus)は
“クエンカのこぶのある狩人”という意味。
その名の通り、背中にこぶのような盛り上がりがある珍しい構造。

これがその、全身が完全に近い状態で発見されたコンカベナトールの化石。
(※クリックで大きな写真見れます)




見た瞬間思わず「すげぇ(゚Д゚ll)」って声出たよね。

こんなの初めて見た!!!

デカいんですよこれ、だいたい2m×2m強あるの。
この大きさで、関節つながった状態で化石になってるんだよ。スゲー!!



部位ごとに細かい図解があったので、よくわかったよ!
尺骨には小さな隆起物があって、これが現生鳥類の風切羽が人体で骨に固定される
場所の突起に似ているので、コンカベナトールにも風切羽に相同するものがあったのでは?
ということらしいんだけど、この隆起があまりにもささやかで、
めっちゃガン見しないとわからないんだこれが( =ω=)
よく見たい人は近距離用双眼鏡持ってたほうがいいですよ・・・。


あとね、わたし生まれて初めて知ったんだけど、
恐竜にも肉球が あったんだね!!(*⁰▿⁰*) 

これが証拠ですドン!!





写真だと若干わかりにくいけど、これほんとにぷっくりへこんでるのー!
\これぞ肉球/ ってかんじ。
もっといろんな角度で撮ればよかったなぁ。見るのに必死でww


そして、この全身化石から復元されたコンカベナトールの全身骨格がこちら。



頭骨から尾椎まで、全長約6メートル。
前肢がデカいので、横から見るより前(正面)から見たほうが迫力あった。



 前肢。



頭骨。



これが脊椎骨(背骨)の上に伸びた突起で神経棘(しんけいきょく)というやつ。
いわゆる“こぶ”と呼ばれてるのはここのこと。
この部分だけ極端に長いのが何のためなのかはまだわからないらしい・・。


さらに、全身骨格から復元された生体模型がこちら。



こうして見てみると、ほんとこのコブなんのためについてんだろ??と
想像がふくらみます。
研究が進んだら、このコブがどんな機能を持ってたのか判明したりするのかな。


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もう一つの目玉(?)展示、ロ・ウエコからから発掘されたティタノサウルス類。





全長約16m。
デカすぎて意味が分からない。もう笑うしかない。
展示のレイアウト考えるのに苦労しただろうなぁ・・・・(´∀`)

ロ・ウエコからは膨大な数の竜脚類の化石が見つかっており、複数個体の
頭骨から尾椎までの全身部分がほぼ揃っているらしい。
今までの研究の結果、少なくとも“がっしり型”と“ほっそり型”の2タイプが
いることが分かっており、展示は“がっしり型”のほう。

ただただ「ぽへぇ(꒪Д꒪)」と見上げるしかなかった。
これがかつては生きて!動いて!いたかと思うとゾックゾクするなあ。


このティタノサウルス類に近いティタノサウルス形類は日本からも見つかっている。
兵庫県の篠山層群から発掘されたタンバティタニス・アミキティアエ、
去年学名がついたばっかりの、通称・丹波竜と呼ばれているアレがそう。


タンバティタニスの化石も一部展示されていた。これは尾椎。




小田隆さんの骨格図と復元図も展示されてた!
これ、この前のホネ展でも見せていただいたやつだ~。



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あと、面白かったのは、ペレカニミムス・ポリオドンの復元の変遷についての解説。



 これ2つとも同じ恐竜なんやで!!下が現在の復元。羽毛あり。



このペレカニミムスは発見当時、羽毛の化石がなかったため、上のような
滑らかな皮膚で表現されていたが、近年、北米で発見されたオルトミムスに
羽毛があったため、オルトミムスの原始的な種類であるペレカニミムスにも
羽毛があったと考えられ、下のように羽毛アリの復元になったとか。

小田さんもタンバティタニスの復元図について、「今後の研究結果や新たな発見によって
僕(と研究者)が書いた復元図が否定されることはもちろんあり得る」と仰っていたが、
この変化やその過程こそが“科学”と呼ばれるものなんだなぁと実感できるいい例でした。

しかしこれ、フッサフサやで・・・・。めっちゃフサフサやったで・・・( ’ω’)



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この他にも、植物や水生動物、鳥類などいろいろな化石や復元骨格があって
解説もわかりやすく、大変おもしろかった。



こんな感じで、解説にはほとんどの漢字にルビがふってあり、専門用語も
わかりやすく表現してあるので小学校高学年くらいなら十分理解できるんじゃないかと。

実際、小さいお子さん連れの観覧者が多くてすごくにぎやかでした。
「これ夜になったら動く??」とかビビりつつ親御さんに聞いてる子もいて、
よそのお子さんの、ナマの反応を見てるのも面白かったw
(夜に動くか?という発想は「ナイト・ミュージアム」の影響だろうか)


スペインの研究者を招いた開催記念トークイベントも聞いてきましたが、
発掘した膨大な量の化石は、9割くらいがまだ収蔵庫に保管されたままの状態らしくて
研究が進めばもっと色々な発見があるであろうとのこと。楽しみだな~。

図録も大変すばらしい出来で、オールカラーなのに1300円という良心価格で感動した。
(し、招待してもらったからヨイショしてるわけじゃないよ!(゚▽゚;)


あのコンカベナトールの全身骨格はめったに見られるものじゃないと思うので
興味ある人はぜひ実物を観に行ってみるのをおすすめするぞ(( 'ω' 三 'ω' ))













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